コンテナ型地上タンク
コモタのSS過疎地対策への取り組みについて
コモタではSS過疎地対策の課題解決に向けた取り組みを行っております。
その取り組みについてご紹介します。
近年、ガソリン需要の減少を背景に、過疎化や、それに伴う人手不足等により、
ガソリンスタンドの数が減少し、自家用車、農業機械への給油、さらには移動手段を
持たない高齢者の方々への灯油配送などに支障をきたす地域がSS過疎地として
増えてきており、その地域の皆様にとって、燃料供給インフラの維持は、喫急の課題となっています。
そのような課題に、コモタがこれまでガソリンスタンドのお客様をサポートすることにより培った
経験、知識、そして技術を活かし、その地域の特性、実情に寄り添ったソリューションをご提供し、
「地域の皆様を直面する課題から解放し、生活環境改善のお役に立ちたい」という想いのもと取り組んでおります。
コンテナ型地上タンクの特徴に関して
コンテナ型地上タンクの概要
- ・ コンパクト
- ┗ 給油所をISOコンテナの中にパッケージ
- ・ 移設が可能
- ┗ タンク配管などの大掛かりな工事なしで再配置可能な設計
- ・ 環境にやさしい
- ┗ 土壌汚染問題のリスクが低い
- ┗ 漏洩検知センサー他、リスクアセスメントを行った上での各種対策を実装
- ・ 自治体のBCP対策
- ┗ 災害時など緊急時のBCP対策への活用も可能
コンテナ型地上タンクの燃料タンクは地上式で、ローリーからの荷卸用の注油口や給油用の計量機を備え、一つのパッケージにしたISO規格の海上コンテナ仕様となっており、10フィート(容量約8KL)、20フィート(容量約18KL)の2種類があります。
また、漏洩防止のため、タンク外殻が鉄製、内殻が鉄製の二重殻構造となっています。
レギュラー(9KL)ハイオク(3.5KL)軽油(5.3KL)
灯油(8.1KL)
コンテナ型地上タンクの装備品
下記の図の機器を装備品として一つのパッケージにしています。


コンテナ型地上タンクにおけるタンク漏洩検知の特徴
タンクの構造は二重殻であり、その殻間を減圧式漏洩検知装置で漏洩監視しています。内殻(液層部)に穴が空いても二重殻の外殻があるため、外部への漏洩を未然に防ぐことができます。また、少量の漏洩も短時間で検出し、アラームでタンクの異常を知らせます。
二重殻間を減圧式漏洩検知装置により減圧し、常時その変動を監視でき、内殻または外殻に穴が空いた場合、いずれの場合においても燃料の漏れが発生する前に安全に検知し、運営を停止することができます。それ故、欧州においてはEN13160規格のClassⅠとして、最も環境に影響が少ない漏洩検知方法として認められています。



安全性に関して、地上タンクにおけるリスクの回避
地上タンクがゆえにいたずら等のリスクが考えられるため、フレームアレスタ(逆火防止装置:火炎の伝搬を防止する装置)を全ての配管に備え、タンク内の燃料への引火を防ぐ設備となっています。
また、万が一燃料に引火した場合においても周囲に被害が及ばないように天井に火炎、圧力を逃がす放爆ディスクを備えて、爆発エネルギーをタンク上部へ逃がす構造としました。さらに、タンク周囲にアイランド(コンクリートガード)やガードポールを設置することで、地上タンクへの車両等の衝突からのリスクを回避しています。
構造としては、タンクと配管が一体型のため、配管への振動負担が少なくなっています。

コンテナ型地上タンクに関するお問い合わせ
コンテナ型地上タンクに関しては、下記にお問い合わせください。
〒221-0056
神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1 コンカード横浜18階
事業開発部/松浦(マツウラ)・近澤(チカザワ)・浜岸(ハマギシ)
TEL. 045-450-3900(代表)