History
History of COMOTA
人にやさしいコンピュータをめざして半世紀
1980年代
“戦略的経営”に貢献するコンピュータへ
1980年代、国内は、オフィスオートメーション、いわゆるOA全盛の時代。
コンピュータの役割も、合理化・省力化だけでなく、
そこに集まったデータを経営に役立てたい。
しかし、そこには大きな課題もありました。
コモタのチャレンジは続きます。
合理化・省力化から“戦略的経営”に貢献するコンピュータへ
1978年 SSの「販売拡大と経営支援」をめざして
コモタがめざしていたコンピュータのあり方として、事務処理からの解放だけでなく、「経営支援」という課題がありました。そこで、外部の専門の方の力をお借りして、発売されたばかりのMPU「i8080」の採用とSS専用機に最適な開発言語を作成。機能を多様化させながらも複雑さを感じさせない操作性と同時に、POSとの連動で来店客の車両管理(愛車管理システム)も実現。オイル交換やタイヤ交換など、燃料以外の商品・サービス、「油外販売」を促進するシステムを完成させました。
1978


教育用教材マイコンキット「マイティ・レオ」
マイコン付実習通信講座のマイコンとして委託を受け開発した1ボードマイコン。CPUに8bitの「8080A」を使用し、ROM1Kバイト、RAM256バイト、表示部は6桁の7セグメントLED、20個のキーによる入力でした。なかなか個人の手には届かなかったコンピュータをワンボード化し、しかも教材用として実現しました。
この頃のできごと
1978
- 郵便貯金がオンライン化
- 「サバンナRX-7」発売
- 日立「ベーシックマスター」発売
日本で最初の8bitパソコンとなる - 東芝 初の日本語ワードプロセッサ
「JW-10」発表
1979年 1SS/1ディラー向けPOS・コンピュータの開発
国内は、オフィスオートメーション、いわゆるOA全盛の時代。SS業界でも、オンライン化の動きが始まりました。しかし、1SS/1ディーラーが全体の2/3以上を占めており、SS-POSを設置する場合に、センターの処理費用まで含めると高額な費用が必要になるという課題がありました。そこで、お客さまにとって、何が最適なのかを真剣に考えたコモタは、機能が凝縮されたSS専用機を開発。1SS経営に最適なシンプルなコンピュータと、POSとコンピューターを一体化させ費用的にも業務効率的にもよりパフォーマンスの良い一台二役のSS-POSシステムの実現しました。
1979


1981


当時の「外設ポスト」
今の外設端末とは異なり、メンバーズカードのリーダーと計量機の選択ボタンのみ。レシートプリンタ内蔵タイプもありました。

1979
- NEC 「PC-8001」発売
パソコン時代の到来 - イラン革命によりイランでの石油生産が中断
第二次オイルショック
1980
- ヒューレットパッカード パーソナルコンピュータを発売
1981
- スペースシャトル 初飛行
- トヨタ「ソアラ」を発売
- IBMがマイクロソフトのDOS搭載の「IBM PC」を発表
- すかいらーく 「ハンディーターミナル」を使用したPOSシステムを日通工と共同開発、全店導入
1982年 お客さまと一緒になって切磋琢磨(クリスタルを磨き上げるように)
「クリスタル・ソフト1500/1600」
SS業界での10年におよぶ開発の経験/稼働実績とユーザーと交わした真剣なコミュニケーションを活かし、“経営戦略機”としての役割をもったコンピュータにさらに磨きをかけ、SSの販売管理以外の業務もスムーズに適応できるシステムとして開発。表示部にグラフィック表示が可能なCRTを採用。新しい周辺端末の対応を含め、他のネットワークシステムとの違和感のない接続など、さまざまな進化を遂げたコンピュータです。事務机の上に載るコンパクトさも実現しました。

1983

「クリスタル・ソフト 2500/2600」


1982
- テレホンカード発売
- トヨタ「カローラⅡ」発売
- ソニー 世界初のCDプレーヤー発売
1983
- 東京ディスニーランド開園
- アメリカ人初の女性宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「チャレンジャー」打ち上げ
- 任天堂「ファミリーコンピュータ」発売
- カシオ 電子手帳「PF-3000」発売
遠距離のシステムと連携し、SS経営をよりスピードアップ
1984年 経理業務のできる大手特約店向けコンピュータ
「MULTI 5000」
大手特約店向けに開発された、販売管理から、経理・給与業務も可能なシステムで、最大20SSまで対応。また、PFI(印刷レイアウト簡易言語)を開発。大手特約店での特殊帳票への対応を可能にしました。

1984

1985


1986
SS業界では日本初なる「SS-BANK POS」の実用化
日本の石油業界では初となる銀行POSの実験を行い成功。SSで代金の支払いの際にキャッシュカード(銀行カード)を利用して、個人の預金口座からSSの口座に代金をリアルタイムに振り替るシステムを実現しました。
「クリスタル・ソフト」グッドデザイン賞、中小企業庁長官賞を受賞
「コモタック クリスタル・ソフト7600シリーズ/7700シリーズ」がオフィス・店舗部門で通産省グッドデザイン賞品の選定を受け、「クリスタル・ソフト7700シリーズは中小企業庁長官賞を受賞。
1987


1988
POSターミナルがグッドデザイン賞を受賞
「コモタック ポスコンイーグルPE-4700/PE-4800」「コモタック クルーザーPS-60シリーズ/PS-61シリーズ」がオフィス・店舗部門で通産省グッドデザイン賞品の選定に。
1988

「マルチ8000」
この頃のできごと
1984
- IBMが「モデル5170」発売
PC/AT互換が世界標準に - Apple 「Macintosh」を発売
- トヨタ 日本初のミッドシップエンジン型市販車
「MR2」発売
「ポケベル」を使って
サービスマンはポケットベルを持ち、ポケベル番号と使用車両をホワイトボードに書いて出かけました。各員がポケベルを持つ時代はもう少し先になります。この時代、ポケベルは誤動作も多く、2回なったら反応するのが慣わしでした。
1985
- 商用パソコン通信「アスキーネット」開局
- DNS(ドメイン・ネーム・システム)に最初のドメイン名が登録される
- 昭和シェル石油発足
- 電話回線で電話機などの端末設備の接続が自由化
1986
- 特石法施行
- FlexOSリリース
- コスモ石油発足
1987
- 日本国有鉄道が解散 JR発足
当時の「外設ポスト」
POSの機能を果たすようになり、ボタンがフラットタイプになります。

1988
- 日産「シーマ」発売
- 東京ドーム開場
1989年 CI導入「コモタ株式会社」へ社名変更
創業20周年の一環として進めていたCIが完成。社名を「コモタ技研株式会社」から「コモタ株式会社」へ変更。「m」の文字に「製品・情報・サービス」の意味を込めたロゴに一新。「未来とネットワーク」というスローガンと共に新たに決意を固めました。
1985
SS業界初のISDN実用化
1990


1991
「SS-POSフィールドターミナル S3420/S3521」がGマークに選定
外設端末機「SS-POSフィールドターミナル S3420/S3521」が産業機械部門で通産省グッドデザイン商品の選定を受けました。
1989
- 消費税導入
「携帯電話」初支給
全国の消費税対応をサポートしていた営業部技術課メンバーの現地対応に携帯電話が始めて使用されました。手渡されたSony製の携帯電話(TZ-802)で、その重量は900gでした。

1990
- 軽自動車の規格改正(550cc→660cc)
- 日本IBMがDOS/Vの最初のバージョンを発表
- ハッブル宇宙望遠鏡設置
- 任天堂スーパーファミコン発売
1991
- 芝浦に「ジュリアナ東京」開店
- バブル崩壊
- Windows3.1
- NTT docomo(現) mova開始