History
History of COMOTA
人にやさしいコンピュータをめざして半世紀
1990年代
“垂直統合型”から“分散平行型”のシステムへ
90年代、社会全体では急激なデジタル化が進みます。
コンピュータも一気にOpen化へ進みました。
垂直統合型から水平協調型コンピュータへの進化が進む中、
コモタも、幅広い共同開発を行い、よりスピーディに、
より便利で使いやすいシステムの構築をめざします。
トータルソリューションでSS自由競争時代を支える
システム間の連携をスムーズに
複数店舗を経営する企業の増加、さまざまな機器やシステムとの連動が普及するとともに、多くの企業が事務作業をコンピュータ上で行うようになります。これらのデジタル情報を異なったシステム間、拠点間で連携をとり、経営管理にリアルタイムに活かせる時代になりました。
1992



NACCR「AUTO REGISTER V5000」
1993
「クリスタル・ソフト7800FZ」Gマーク、中小企業長官特別賞授賞
「CRUISER PS-70」も合わせてGマーク認定

Gマークの選定を受けるにはには「外観・機能・品質・安全性・経済性」の5つの選定基準により、厳しい審査をクリアしなければなりません。コモタでは、POS・コンピュータを含めて通算10回のGマーク選定を受けると共に、93年には、中小企業庁長官特別賞にも輝いています。
この頃のできごと
1992
- IIJ設立 インターネットの普及が始まる
- ジャパンエナジー発足
- 東海道新幹線「のぞみ」運転開始
- 日本国内に設置されたWebサーバから日本最初のホームページが公開
時間外保守電話サービス開始
SSの自由競争時代を迎え、営業時間を延長するSSの増加に伴い、平日夜間(17時〜22時)と休日(9時〜18時)の機械に関するお問い合わせに対応するサポート体制を整えました。
1993
- Windows 3.1日本語版発売
- レインボーブリッジ開通開
1994
オープンアーキテクチャー採用への第一歩「PS-70S(TIPS-POSII)」

コンピュータ技術の世界も1990年代になるといよいよ標準化が進み、コモタも次のステップへと歩み出します。その第一歩として、世界標準となったPC/AT互換アーキテクチャーとFlexOSを使用した「PS-70S(TIPS-POSII)」を開発しました。
1994


「オートレジメイト 1000R」

「WAI2CARD」
1995


「オートレジメイト5000R」
1994
- 純国産液体燃料ロケット「H-Ⅱ」ロケット打ち上げ成功
- Windows NT 3.1英語版発売
開発・サポート拠点を拡大
10月に愛宕山が近い港区西新橋に本社を移転。同時に、開発拠点を新横浜に開設。また、神奈川県川崎市に「生産流通センター」を開設。コモタ製品の製造・出荷・保守部品の供給、資材調達業務等を行い、物流の拠点として活動を開始。サポート力も強化しました。
1995
- Windows 95発売
- 「ゆりかもめ」運行開始
- 製造物責任法(PL法)施行
- 兵庫県南部地震発生
- 地下鉄サリン事件
独自開発できる力をベースに、幅広い共同開発でより便利で使いやすいシステムを
1996年 “笑顔をONする”釣銭機誕生
POS連動型自動釣銭機「オートレジメイト2000R エガオン」

これまでのSSにおける自動釣銭機の経験を踏まえ、トヨコム社と共同開発した自動釣銭機。5000円札の対応はまにあわなかったものの、紙幣・硬貨を環流式にすることで釣り銭補充の手間を削減。硬貨の搬送方式や、紙幣の読み取り方式などさまざまな最適化を行いました。「笑顔を“ON”する釣銭機」「エガオン」のネーミングと、ペットキャラクター「エガオンくん」もこの釣銭機からとなります。
1996


1996
世界最大手の計量機メーカー「ギルバーコ社」と提携

セルフSS解禁を踏まえ、SS経営者が真に求めるシステムを開発するためには、POS・セルフ端末・コンピューターと合わせ、計量機や油面計などについてもその設計レベルから理解していることが必要。世界でトップシェアを持つ、セルフ先進国であるアメリカの最大手企業ギルバーコ社と提携しました。
この頃のできごと
1996
- 特石法廃止 石油業界の自由化が始まる
- IBMのコンピューター「ディープ・ブルー」がガルリ・カスパロフにチェスで初勝利
- 業務仕様の Wnedow NT がGUI採用となった
Wnidows NT 4.0 が発売
24時間対応の「保守電話サービス」
「時間外保守電話サービス」をより強化し、24時間対応の電話サービスをスタート。SSの営業形態に合わせ対応時間別に4タイプ用意しました。
1997年 SS業界初 Windows OS 採用のPOS
Windows OS 採用のオープン型システム「AWN NET-POS/BOS」
世界標準となった Windows OS を採用したPOSをSS業界で初めて実用化、販売しました。続いてSS専用コンピュータも Windows コンピュータにこれまで培ってきたSS専用コンピュータのノウハウを結集。「クリスタル・ソフト7800FZ」「MULTI9000」の後継機種の役割を担う「AWN NET-BOS」(バックオフィスシステム)として販売。IT技術を活かしたネットワークソリューションへの拡がりの第一歩となりました。

「NX-POS」

「AWN NET-BOS」
1997
- 京都議定書 地球温暖化対策
フィールドSE全員が「モバイルPC」で
フィールドSE全員のモバイルPCの利用が始まりました。一人ひとりが自分自身で Windows のマシンを使うことで汎用OSを使いこなす「人の育成」と、リモートでのサポートが可能なインフラの整備が行われました。特にBOSのサポートは訪問よりリモート対応の比重が高まりました。